一流アスリートに感じた人間性

30年のサッカー歴の中で、一番印象に残っていること!


それは…


いまや女子サッカー界のレジェンドになっている澤穂希選手と同じピッチに立てたこと(^^)/この経験がきっかけで私は意識が変わりました。

今回はそのことについて記事にしたいと思います!

目次

格下相手にも真剣勝負

澤選手率いる日テレベレーザと対戦できたのが、皇后杯の予選でした。対戦表を見た瞬間、私たちの目標が決まりました。勝ち上がれば日テレベレーザと対戦することができる。そのためにも勝ち上がるのが絶対条件。そこから私たちの練習にも力が入りました。


なんとか勝ち上がることができ、夢の対戦が実現しました。このときの緊張感は半端なかったのを覚えています(笑)

福島県のJヴィレッジという最高の舞台での日テレベレーザとの1戦。自分たちの全力を出しきろうとみんなで盛り上がりました。


優勝候補でもある日テレベレーザにしたら、私たちはかなりの格下。2軍の選手でも十分戦えるはずなのに、スタメンには澤選手を始め、荒川選手、大野選手、永里選手…と日本を代表する選手たちばかりがずらり。私たちにとってはまたとないメンバー。格下だからと手を抜いてこないチーム力に感謝と凄さを感じました。



また、まったく手を抜かない選手たちにも圧巻でした。私はほとんどボールを触っていない、触らせてもらえない状態。今まで1試合の中でこんなにボールに触れなかったことはありませんでした。格下だからと手を抜くことは一切なく、なんなら格の違いを見せつけると言わんばかりのスーパープレーに試合をしながら見入ってしまっていました。


終ってみれば、0-9の大敗でした。ですが、私にとってこの経験は一生もの。二度と叶うことはないとても貴重な経験でした。

試合終了後に見た澤選手の人間性

大敗で終わった私たち。疲れと歯が立たなかった思いとで下向き加減な状態。そんな中、試合終了のあいさつ。相手チーム1人1人と握手をしました。


その時の澤選手の姿に私は感動しました。



終始うつむき加減な私たちに「お疲れさん!」と一人一人に元気な声であいさつをしてくれました。私はこの姿をみて、世界一になれる選手ってサッカーの技術だけが上手くてもダメなんだ。人間性であったり、スポーツマンシップであったり、サッカー以外のところでも常に高い意識をもつ必要があるんだなということを実感しました。


私は小さい時から男の子の中に混じってサッカーをしていました。女の子だからと手を抜いてくる男の子もいました。私はそれがすごく嫌で、悔しい思いをしていて、この子たちに認められるようにと必死に食らいついていました。

相手をみて自分より格下だなと思えば手を抜く。そんな選手は絶対に上には上がれないと私はこの経験を通して強く感じています。

だからこそ、「将来サッカー選手になりたい!」と夢を追いかける子どもたちには、サッカーだけではなく、サッカー以外の普段の生活から意識高くやって欲しいと私は伝えたいです。


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